2026.6.12

お仕事

津波から命を守る「防災〇×クイズ大会」開催しました

埼玉の子供たちも真剣に聞いてくれました!

5/30(土)、31(日)にさいたま市北区で開催された防災イベント「uneune防災フェスタ」のステージで、津波から命を守る知識をクイズで学ぶ「防災〇×クイズ大会」を開催しました。

私は仙台放送在職中に東日本大震災を経験しました。津波で大切な人を亡くした方へのインタビューなど、被災地取材を今も続けています。

震災が発生したあの日の朝はいつも変わらぬ朝でした。「行ってきます」と言って出かけた家族がいまだ帰らないという方もいます。いつもの日常を突然奪う災害。それでも二度と災害で命を落とす人が出ないように、そうした想いがずっと私の心の中にあります。

ニュース番組を担当していた頃は特集などを組み、テレビ画面を通じて震災の教訓を伝えてきましたが、今回は屋外で、目の前の子供たちへ直接伝えるという、私にとって初めての試み。子供たちが飽きないように、興味を持って話を聞いてもらえるように…と考えた結果、ひらめいたのが「クイズ」という形での発信でした。

「防災」というと、「真面目に聞かなければならない」「今は勉強や仕事など他のことに忙しいから」「とりあえず他人事」などと後回しにされがちな印象があります。いつ起きるかわからないからこそ、日常で家族の話題にしてもらえるよう、子供たちと子供たちのそばにいる大人たちへ向けて災害に関する情報に「触れる」機会を作る!というのが今回の大きな目標でした。

今回は屋外開催!それでも図や写真などを使って子供たちに津波に関するあれこれを説明するために、大きな模造紙に手書きで解説図を準備しました!ニュース番組のスタジオでモニターを使って解説するようなイメージです。

迎えた開催当日。集まったのは2日間でのべ50人ほどの子供たち!

クイズは正解が〇だと思ったら〇のエリアに走る!×も同様に×エリアへ…というルールにしたところ、子供たちは答えがわかった瞬間に全力疾走!体全体で「防災クイズ」を楽しんでくれました。

「津波の速さって、どのくらいだと思う?」「津波避難ビルのマークを見たことがある?」「津波フラッグって、知ってる?」こうした呼びかけをした解説パートも真剣に聞いてくれて、「伝わっている」という実感を持てました。

クイズの冒頭、子供たちから嬉しい言葉も飛び出しました。

「埼玉県は海がないけど、津波は関係ないことじゃないよ」

小学校に上がる前くらいの年齢のお子さんが、こう大きな声で話してくれたんです。

夏に海水浴に行く。海のそばに親戚が暮らしている。将来、海のそばに暮らすかもしれない。津波から命を守るための知識は身に着けておかねばならないことだと、子供たちはよく理解していると感じました。

「ねえねえ、きょう公園で津波の話を聞いたよ」「津波って陸上だと車と同じくらいの速さなんだよ」

こんなふうに子供たちが家に帰ってから家族にお話ししていたらいいな。学校に行って友達や先生にお話ししてくれたらいいな。「津波から命を守る知識」がもっともっと広がるように、伝えていきたい。そんな思いを強くした2日間でした。